ArduinoでDSP受信機(その9)「ATSなんちゃら」風 タッチパネル付き受信機の製作(その後)
今回製作した受信機は完成度もこれまでより高く、真似っこ製作の域を出たオリジナリティーも出せた気がします。完成してから、ずっとラジオを聴いたりしてみて、気づいた点など踏まえながら若干改良を加えました。SI4732を使ったDSP受信機はArduinoライブラリーの完成度が高く、PCとArduino,SI4732を繋ぐだけで簡単に動作させることができるので、試してみた人も多いと思います。それだけに、感度が悪いとか音が良くないとかいう評価も多いように思えます。今回ノイズ対策を十分留意して製作したことで、思った以上の実用感を得ることができました。
製作者PU2CLRもGithubでしつこく記載しているようにスケッチでコンパイルした状態、つまりPCを繋いだ状態ではものすごくS/Nが悪いです。また、ブレッドボード状態ではノイズがかなり多いのを体験しています。さらに、USB電源(ACアダプター)のノイズの影響をかなり受けます。(特に中波、短波)バッテリーによる動作で、大幅にS/Nが良くなるのを体感しています。
SSBは他の受信モードに比べ、音圧が少し低いようですが、感度、自体はそれほど悪くないように思えます。周波数が安定しているせいか、明瞭度も高いです。ただ、周波数を変える場合1kHzづつ変えるたびに、「ザッ」「ザッ」というノイズが出るのがいただけません。BFOでチューニングする場合は、そういうノイズもなく、スムーズに調整でき、かつ変化幅も大きく取れるのでこれをうまく利用することはできなかったのかと思います。
意外とFM受信の音質が良いので、オーディオアンプに繋いでみたくなりました。SI4732はFM受信のため、左右別チャンネルのオーディオ出力を持っているのですが、当初は内蔵スピーカーしか考えていなかったので、オペアンプを使って、L+Rをわざわざ作ってLM386のパワーアンプに繋いでいます。L/R別々の出力を取り出してオーディオアンプのライン入力に繋いでみました。鳴らすことはできるのですが、出力が小さく、ボリュームをかなり上げなければなりません。そこで、オペアンプを使った20dBのプリアンプを左右のチャンネルに追加しました。それが上の画像なのですが、狭いところに加えたので、ややごちゃごちゃしてしまいました。
リアパネル
L+R出力はFT8の復調などにも使おうと考えています。しばらく使っていたら、LM386+内蔵スピーカでは音質に不満が出てきたので、ラジカセみたいな使い方がしたくなり、簡単な「専用オーディオアンプ」を製作しました。最近はちっちゃくても立派な音が出るICもあるので、悩みましたが、オーディオマニアが大嫌いなD級アンプは避けて、HT82V73Aという5Vで1.5WというAB級の電力増幅ICを使いました。SOP8ピンで小さいのですが、外付け部品も少なく便利です。電源はは5Vのモバイル電源を使っています。
ArduinoでDSP受信機製作は一段落しようと思いますが、TFT表示をさせてみると、時刻表示が欲しくなりました。時計IC(エプソンRX8025NB) というI2Cインターフェースで動かせるのが秋月電子で販売されており、Arduinoのライブラリーもあったので、現在動作プログラムを製作中です。
日本人の人が作ったライブラリーがあり、これを利用しています。ICには曜日設定のカウンターレジスターがあるのですが、なぜかライブラリには曜日設定がなく、なんとかこのレジスターを動かそうとしてみたのですが、どうしてもうまくいきませんでした。やむを得ず、というか、ちょっとカッコ悪いのですが、年月日から曜日を算出するツェラーの公式というのがあり、これをCで組んで関数化して曜日を算出しています。
ところで、Githubの日本人登録者が450万人になったという記事が先日日経新聞に出ていました。日本人のおよそ30人に一人は登録していることになります。おそらくほとんどは企業の技術者や理工系の学生だとは思いますが、ITに携わる人がいかに多いかということですね。遅ればせばがら、私もアカウントをとって登録してみましたが、今一つ完全に理解できておらず、思うようにファイルをアップロードできていません。この件についてもおいおい投稿してみたいと思っています。






























































