飛鳥物語
このブログのずっと昔の記事にもあるのですが、カナダ駐在員の頃、夏休みの休暇でメキシコのロスカボスを旅行。そのときちょうど世界一周クルーズ航海中の飛鳥IIがロスカボスに寄港した事があります。(ロスカボスで飛鳥IIに遭遇!)
そのとき見た船体の美しさ、華麗さに一度は乗船してみたいという思いがずっとありました。世界一周(約3ヶ月)は一人1000万円前後〜の料金となっており、自分にはちょっと手が出ないのですが、国内ショートクルーズならなんとかなる、ということで生きているうちに冥土の土産に一度ぐらい乗船して旅行してみよう、と思いました。それは昨年の10月に実現、横浜ー神戸間の二泊三日のクルーズでした。そこで飛鳥IIの船旅というものを体験できたのですが、昨年暮れ、2024年のクルーズ案内で7月に5泊6日の小笠原父島クルーズがあるのを知り、即予約。小笠原は初めてだし2日間錨泊して島内も観光できるということで、夫婦でバルコニー付きの部屋は国内の旅行としてはかなり値の張るものでしたが思い切って予約。実際、飛鳥IIでの小笠原父島往復の船旅は素晴らしいものでした。小笠原父島周辺の海も山も美しく、カリブ海を旅したこともありましたが、それ以上の美しさでした。飛鳥IIの船内の様子やサービスについてはYouTubeなど動画でもずいぶん紹介されていますので、興味のある方はそちらでご覧になってください。
飛鳥IIの乗船客は常連、リピーターが多いというのは有名なんですが、よく見かけたのはお客さん同士で「またお会いしましたねー!」なんて挨拶をしている光景。また、お客さんとクルーが親しそうに話している様子など。「次はいつ乗るの?」なんて話してる人も。飛鳥IIの会員には「アルバトロス会員」というのがあって、500泊もしくは80回以上の乗船でアルバトロス会員、1000泊以上でアルバトロスプラチナ会員となって、それなりの特典があるのですが、1000泊って、仮にバルコニー付きの標準的な部屋だとしても単純計算で1億円ですよ!なんでも2000泊を超える会員もいるそうなので日本にもお金の使い道に困っている金持ちが多いんですね。それで驚いていたら、中には一泊40万円以上のスイートルームに年間250泊以上している住人のような人もいるようです。
お客さん同士でも話していたひとがいたのですが、ドイツで建造中の「飛鳥III」が来年完成し、スケジュールはまだ決まっていないのですが処女航海が行われるようです。今回の旅行で飛鳥IIはもう十分満喫したと思ってはいたのですが、生きてて元気なら飛鳥IIIにも一度乗船してみたいと思っていますが。