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2016/02/12

LCDモニター acer AL2017故障修理メモ

8年以上前にカナダで暮らしていた時に購入した20インチのLCDモニターが、最近電源投入時に表示したりしなかったりするようになった。電源スイッチを切ったり入れたりするとついたりつかなかったり、セーブモードに入るとそのあと復帰しなかったりという状態に。電源を入れるとき、「ジー」という音がするので、おそらくバックライトの冷陰極管が点灯しないように思えた。

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AL2017は4:3の20インチモニターで、LCD製品価格がだいぶこなれてきたころのもの、確か当時、300カナダドル前後で購入したものだと思う。故障するまでは、4台のマルチモニターの1台として使っていた。だんだん点灯しない機会が多くなってきたので、やむ終えず代替品として新しいモニターを購入したが、一応故障した原因を調べてみようと思い、分解に挑戦。

カバーを外そうとしたところ、まず、スタンド部分のカバーが全く外れそうな構造になっていないことに愕然。はめ合わせらしいはめ合わせもなく、途方に暮れてしまった。Webを検索するとにサービスマニュアルを見つけることもできたが、カバーの開け方は記載がない。

こういう場合、最近ではYoutubeが参考になることを経験しているので、”Acer” “LCD” で検索すると、ずばりの動画がアップされていた。内容は、LCD画面が表示されない不具合の修理で、英語なので外国人による投稿画像だが、故障内容は冷陰極管電源の故障で、原因は電解コンデンサの不具合、カバーの取り外し方から部品の交換まで詳細に説明されている。

この投稿画像の説明でカバーの外し方が完全に理解できた。投稿者も、カバーの開け方には腐心したため、体験記を投稿したようです。

DSCF6812

スタンドを外すためにはスタンド取り付け部のカバーを外さなければならないが、よくできていて、どこを外すのか全く見当がつかなかった。

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カバー側にメスの爪、本体側にオスの受け、という意外な構造!

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スタンドを外すとカバー裏側のねじがすべて外せるようになるが、それだけではカバーは外れない。

上下のカバーは多数の小さな爪ではめ合わせられており、ほぼ嵌め殺しのような状態だが、剛性のある薄い板を使って嵌合を分離させることができる。爪の形状、高さ、個数、樹脂の材質、仕上がりなど、かなり設計製造技術が必要と思われ、これが8年前の台湾製だとすると、「もう日本でこういうものは作れないのでは?」と思った。

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問題の故障個所だが、投稿画像では「電源基板の8か所の電解コンデンサをすべて交換する」としているが、現物を確認すると電解液が蒸発して膨張している5個のコンデンサを確認。とりあえずこれらを交換してみることにした。

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コンデンサーは、CapXonという台湾メーカー製で、105°C品ですが、防爆弁が膨らんだ状態でした。

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シールドケースには電解液が蒸発した際にできたと思われる「痕跡」が・・・

DSCF6791

コンデンサーを日本製に交換。

DSCF6807

交換後は、バックライトが点灯しなくなることもなく、完全に元通りになりました。当分使用可能と思われます。

台湾製電解コンデンサーの信頼性起因の不具合による故障は、かなり多いと思われ類似の故障はかなり多いと思われます。近年は、バックライトもLED化され、冷陰極管用の電源も必要なくなっているので、最近の製品では問題が解消されていると思います。

 

カバーの開け方、部品の交換個所については投稿動画を参照願います。

本ブログトピックは個人的な故障修理メモであり、この記事をもとに第3者が行う内容、結果については一切の責任を負いません。

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