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2015/07/01

TVアンテナ支柱を建てる(製作メモ)

自宅のある静岡県東部へのTV放送は初島に中継局があり、NHKと静岡県ローカル放送4局を受信することが出来ますが、私の住んでいる場所は標高が300mもあるので、東京キー局スカイツリーからの直接波が受信可能です。これまでも受信可能だったのですが、最近家の中の配線(25年以上前の建築時に配線された5C-2Vの劣化や分配器部分)の性能劣化に寄ると思われる視聴障害が気になりだしたので、アンテナを含めた受信設備を一新することにしました。

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実はきっかけは89mmの亜鉛処理鋼管ポールを入手したこと。もともと電線の引き込みようとして使用されていた長さ5.5mのポールだったのですが、倒木により根元から折損してしまい、交換後、放置されていました。折れた部分から上はまだ使用できそうだったので、もらってきて下1mほどを切断して使用することに。埋設部分にコンクリートを使用して完全自立とすることを目標にしました。

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1辺50cmで深さ約1mの穴を掘ります。実際やってみるとこれが結構大変。深くなってくるとスコップで掘ること自体が非常に困難。最終的には腹ばいのようになって小さなスコップで土をかき出すような作業。

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1辺45cmのコンクリート型枠を作り、ました。深さは90cmとし、上部はコンクリート流し込み後、型枠をはずせるように分割しておきました。

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底の部分に小石を敷き詰めて転圧します。

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鋼管ポールは慎重に垂直だしをして2本のステーで仮止め。

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コンクリートの強度自体はそれほど必要ないのですが、割れ防止のため、鉄筋を入れてあります。

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コンクリートは最終的に小石、砂、セメント重量合計約300kg作りました。やった人で無いとわからないと思いますが、実はこれが一番大変な作業でした。上部の型枠をはずして埋め戻したところ。

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亜鉛めっきで錆の心配は少ないのですが、中古の鋼管で一部錆の出ていたところがあったので、防錆塗装後、本塗装。上の写真右にあるアンテナは、それまで使っていた古いものです。支柱の強度を確認して、補強ステーの必要は無いと判断しました。

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89mmのポールは埋設部分を除いた地上高が3.5mくらいしかないため、32mmの亜鉛処理鋼管(3m)を継ぎ足してそこにTVアンテナを取り付けます。パイプ抱き合わせ用のブラケットを付けて、ステンレスのバンドで固定してあります。標高が十分高いのでTVアンテナはそれほど高く設置することもないのでトップにはアマチュア無線用のディスコーンアンテナを取り付けました。20年くらい前に買ったもので、スペックも忘れてしまいましたが・・・

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TVアンテナはマスプロ電工のフラグシップモデルLS206THMを購入。UHFというと一本で全バンドカバーというのが以前は普通でしたが、地デジ化でチャンネルプランが下のほうから詰められて設定されていて、受信チャンネルをch13~ch34として設計されています。今まで20エレメントで受信できていたので、20エレのモデルを購入しましたが、30エレメントのモデルもあります。ただし、重量も値段も倍になるので、不要と判断。以前はFM受信用に5エレのFMアンテナも建てていたのですが、(主に湘南ビーチFMを受信)パソコン経由で聞いたほうが音も良いので今回の工事で撤去。おかげでFMチューナーも不要となってしまいました。だんだん無線機器が減っていきます。

ディスコーンアンテナは今のところ防災無線と東京マーチス、国際VHFの傍受用となってます。

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家の中に新しい配線(5C-FB)を通すのは、暑いさなか本当に大変でした!特に屋根裏はサウナ地獄でした・・・4K化にも備えて、予備の配線も。

BS・CS/スカパーと地デジ、アマ無線(奥にダイポールも)とアンテナファームになりました。

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