温燻スモーカーBOXの製作(その2)製作メモ
知人に頼まれて温燻スモーカーBOXの製作をすることに。現在使用中のものを見せたところ、少し小さめにしてほしいとの事。
燻製にするものをのせる網を市販のバーベキュー用として販売されているものから選ぶことにし、これに合わせて奥行きをほぼ2/3にして製作。
製作内容を簡単にメモにしてあります。
小型化したことから、以前のような上下分割ではなく、本体は一体にして前カバーを全部開ける構造に。
燻製にするものは上部のバーベキュー網と大型の肉は吊り下げられるようにした。
バーベキュー網(300x450)は手前に引き出せるような引き出し構造に。W1/4の寸切棒2本を吊り下げに使用。網と上カバーの空間は120mmとした。
寸切棒にフックをかけて肉を吊るす。
上部にダンパーを設け、七輪の火力を調節できるようにした。(通常は閉めておく)
実際に使ってみると、燻煙の出具合を確認するのにも有効。火力が弱くなりすぎたときは、ダンパーを開けると回復が早い。
火力調整は空気取り入れ口の調整で行う。
奥行きは網に合わせて、内寸が約300mmに。
前扉下側を本体下部のねじにはめ込み、上部2箇所の金具でとめる。
側板をあらかじめ大きくしておけばよかったが、製作過程ではアイデアが浮かばず、最終的に後付けのような構造になってしまった。
奥行きを狭くしたことで、前後の壁が七輪にかなり近づいているので、焼け焦げ防止のため台所で使うアルミ箔を貼った。
前扉の密閉度を良くするため、左右にシールドを設けてある。
空気取り入れ口は七輪の空気調整口に密着するようにトンネル構造にした。
肉と卵を並べたところ。大きな肉は吊るしておく。一度に鶏ムネ肉2kg、豚肩ロース1kg、卵10個を一度に燻製できる。
サクラとナラの木片を七輪に投入すると、燻煙が発生!
約3時間後、完成!
燻製温度を測る温度計を入れる穴は前扉から、網の上に突っ込むようにした(上部からだと網の目が大きくて落ちてしまうため)がバランスが悪いと温度計が水平にならないという問題が判明。
最終的には温度計を載せる台を追加した。
内容積が小さくなったため、温度が上がりやすい反面、空気穴を塞いでしまうと酸欠になって急速に火力が落ちてしまう。何度か実際に使ってみて慣れれば、調節もそれほど難しくないだろう。燻製の出来は上々だった。
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