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2012/11/12

”ワイルド”な18インチチェーンソー Poulan P4018 を個人輸入で購入

現在愛用のバーサイズ35cmのチェーンソーではどうしても短いと感じることがあり、特に切り倒しのカットでは「もう少しバーサイズが長ければ」と思うこともしばしば。また、丸太をたて引きして材を利用しようとするときは、どうしても短いバーではまっすぐ切ることが難しいのです。バーサイズ40cmを越すチェーンソ-は、やはり一般DIYユーザー用としてはほとんど販売されておらず、価格も5万円クラス以上となるため、使用頻度から考えても簡単には手が出ません。

いろいろ探してみたところ、アメリカのチェーンソーメーカーでPoulan社の製品がカーツというブランドで日本でも販売されているようでした。しかし、ここで扱っていた16インチ(40cm)のバーサイズのチェーンソーはディスコンとなったようで、現在はPoulan社のサイトにも製品としてラインアップされていません。しかし、P4018という18インチ(45cm)のチェーンソーがあり、なんとアメリカでも160ドル前後で販売されているようです。

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楽天の通販サイトで個人輸入を扱っている「アメリカダイレクト」というサイトがあり、工具だけでなく、さまざまなものが個人輸入扱いでアメリカ現地の通販サイトから購入できます。送料が高い、買った後のサポートがほとんど期待できないなどのデメリットがありますが、それを承知の上で買う分にはかなり割安になるケースもあります。今回、初めてこのアメリカダイレクトを利用してPoulan社のチェーンソーを購入してみることにしました。

チェーンソーは「DIY工具」-「電動工具」-「のこぎり」というジャンルにリストされています。マキタや日立工具、リョービなどの日本メーカーのUSA向け製品も多数リストされており、日本と同じモデルの製品でも、送料を含めても日本で買うよりは安い金額で購入可能のようです。

今回P4018はCPO Outletというショップで購入することになりました。現地価格は167.98ドル。アメリカダイレクトでの価格は14445円。86円/ドルの計算になります。送料は4623円で航空貨物扱いで届きます。結果合計は19068円となりました。手続きは特に無く、送付先の名前や住所をローマ字表記で行うくらい。クレジットカードで支払いです。今回輸入関税はかかりませんでしたが、商品によってはかかる場合もあるようです。その場合は、着払いで関税を支払うようです。

本当に個人輸入としてすべて自分で行った場合、ショップへの連絡や確認のメールなどのやり取りを行わなければなりません。送料は若干安くなるかもしれませんが、1000円前後か?船便なら2000円以内で送れるかもしれません。それを考えると、アメリカダイレクトの送料も、べらぼうに高いということも無いようです。今回は注文してから届くまで、ちょうど10日かかりました。

さて、このPoulan社のP4018ですが、Poulan社のウエブサイトを見るとバーサイズ18インチのチェーンソーはP4018とP4018WTの2機種あります。P4018WTのWTはWild Thingとのことなのですが、なにが「ワイルド」なのか、WTなしとの違いは何なのか?説明はありませんでした。ちなみにエンジンは40ccで燃料は40:1の混合燃料です。

届いた製品は通常の段ボール箱のままで、特別な梱包はなにもされていませんでした。通関で開封されており、テープでぐるぐる巻きになっていましたが、箱はボコボコの状態でした。しかし、専用ケースに入っていたため、ダメージはまったくなし。レンチとガソリンに混合する2サイクルオイル(50mlくらい)が同梱されていました。

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この状態で段ボール箱に入っていた。

開けるとこんな感じです。

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ケースには2サイクルオイルやチェーンオイルも収納するスペースもあり、アメリカあたりではこんなものをステーションワゴンやピックアップトラックの車内に放り込んで出かけるのにちょうどよいようになってるんでしょうね。

さて、肝心の使用感ですが、インストラクションでは燃料ポンプ(ゴムのボタン)を6回押して、チョークを引いてからスターターを5回引けとありましたが、最初はなかなかかかりませんでした。また、かかってもすぐエンジンが止まってしまう、スロットルを全開にした後、戻すとすぐにエンストしてしまうという状況。マニュアルのトラブルシューティングをみると、簡単に対処方法があり、「キャブレター調整を参照してアイドル調整しろ」と書いてあります。燃料ポンプのすぐ脇にある調整穴にドライバーを突っ込んで調整を行ったところ、この問題は解決しましたが、出荷時の調整不足のような気もします・・・いずれにしても、エンジンはちょっとかかりずらい、安物のエンジン草刈機に近い感じはしました。しかし何回か使ううちに要領をつかむと案外かかりやすいこともわかりました。独特のエンジン音で、ちょっと大きめかもしれません。

試し切りに40cmくらいのヒノキと35cmくらいのサクラの丸太を切ってみましたが、切れ味自体はまずまず。チェーン歯をよく見てみると歯のピッチが2つとびになっていました。おそらく、バーが長くて危険なキックバックを少なくするためではないかと思っています。ためしに、このチェーンソーのチェーン(Oregon Cutting Systems #S62 18" Low Profile Chain)をこれまた楽天の個人輸入で購入してみたところ、付いていたような2つとびの歯ではなく、標準的な1つとびの歯になっていたので、標準でついてくるのは単にコストダウン品なのかもしれません。(チェーンにはOREGONの刻印がありました)

幹の直径が30cmほどのナラの立ち木を切ってみましたが、よく切れました。見ていた近所の人が良く切れるチェーンソーだ、と感心していました。

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買ってから気が付いたのですが、使用されているチェーン91PJの62コマもしくはこれに相当するチェーンはオレゴンジャパンでは扱っていないようです。(2012年のオレゴンチェーンの適用表にはありませんでした)

ガソリンの安い国の製品らしく、燃料タンクが大きい(0.5リットル近く入ってしまいそうだった)ので、燃費はあまり良くないのではないかと思っています。

また、チェーンオイルがかなり元気よく出てくるので、調整できないか調べてみようと思っています。なお、製品は中国製ではなくアメリカ製(組み立て)でした。このグリーンと紫の組み合わせはどこかで見たような気がしたのですが、昔使っていたスキー靴かビンディングの色の組み合わせだったようなことを思い出しました・・・

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