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2012/07/18

斜面に庭作り

今住んでいるところは山の別荘地なので、土地はいわゆる緩傾斜地で、平地はほとんどありません。したがって、野菜作りもいわゆるひな壇。これは昨年重点的に改良して、ほぼ完全なひな壇に造作しました。その成果もあって、野菜を作る実効的な場所は、かなり増えました。野菜作り以外で必要な平地は車の駐車場とバーベキュースペース。車は平らなところに止められるようにはしてあるのですが、バーベキュースペースが十分ありません。ウッドデッキが多少広いのですが、3人以上でバーベキューをやるには窮屈。ウッドデッキ上だと火を使うのも少し気を使います。やむ終えず、多少広い玄関前でやったりもしていたのですが、しゃれたバーベキュースペースもほしくて、以前から考えていました。

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造作前の写真は、残念ながらないのですが、もともとはツツジやらサツキが何本も植えてあった斜面で、いかにも「伊豆の別荘の庭」という造作になていましていました。

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これは二年半程前のウッドデッキ前の写真です。私が購入する前の写真で、庭木の手入れも行き届いて!います。斜面に土の流れ止めの目的もあったと思われますが、ツツジ、サツキ、松、ボケ、お茶の木などが植えられていました。木を植えておくだけではちょっともったいないので、この場所を何とか平らにして利用できないものかといろいろ思案していました。

ウッドデッキ下の基礎の部分は斜面の高低差が2m以上あるため、すべてを削り取って平らにすることはできませんので、半分ほどの部分を削って、ならしてみようという思いつきレベルのきっかけで工事を開始。なんとなく、土留めを入れる必要があるだろうということで、木を抜いて周りを掘り込んで見ました。

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検討の結果、手前(一番低い部分)と山側(高い部分)の2つの部分に分けてブロックで土留めを作ることにしました。

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基礎部分を幅30cm、深さ10cmで基礎コンクリートをうち、その上にブロック3段を積むことで工事をスタート。

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山側は当初、手前側と同じ基礎でブロックを積み上げることを考えましたが、よく考えるとほとんど土中に入ってしまうので、意味がなく、手前のブロックが積みあがったところで土を埋め戻して平らにし、改めて土留めのブロックを積み上げればよいだろうということに行き着きました。

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これだけの基礎コンクリート作業もブロック積みも初めての経験でしたが、土木作業、特にコンクリート作業はハードワークです。ブロックは3段積むつもりでしたが、2段積んだところで土が3段分の容量がないことに気づき!2段でストップし、そこで仕上げることにしました。縦筋は3段分の高さで準備していましたが、カット。3段目は横筋用のブロックを用意していましたが、これは山側のブロックに使用することに変更。山側は残ったL字型の部分に同じようにコンクリート基礎上にブロックで土留めを作ります。

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最初の部分と同じように50cmほどの幅に砕石を10cmくらいの深さで敷き詰め。30cm幅のコンクリート基礎を作り、その上にブロックを積みます。

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出来上がった土留め部分。ほぼ、2坪、7平米の平らな庭になりました。

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この庭をどう仕上げるか、いろいろ選択肢はあったのですが、考えた結果、レンガを敷き詰めることに。レンガを砂決めで配置してみて、うまくいかなければあとでまた別の手を考えよう・・・ということに。

レンガを敷く前に、もうひとつの要求事項であるベランダ(ウッドデッキ)からのアクセスです。ベランダは1階ですが、斜面のため、この庭まで2m以上の高低差があります。階段でアクセスする必要がありますが、これだけの高低差があると階段も距離がないと作れません。階段の作り方は意外と参考になるものが本やWebでも少なく、検討にかなり時間を要しました。最終的に、踊り場を設けてL字形に階段を作ることで距離を稼いで設置することにしました。

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まず、ウッドデッキの一番高低差の少ないところに踊り場の基礎を設置。踊り場の支柱はずいぶん悩みましたが75mm角の米栂にすることに。90角ではちょっとごつすぎる気がしました。

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75角用の踏み石をコンクリートで固定。後で壊すときのことを考えて鉄筋は入れませんでした。あくまでも固定することが目的。思った以上にコンクリートが必要で、練るのに一苦労。

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踊り場の基礎完成後、レンガを敷き詰めました。砂決めは意外と砂をたくさん使いました。(0.1立米は使った)水平だしも結構大変で、なんどもやり直ししました。最後に目地にシリコンサンド(珪砂)をつめて完成。レンガはカインズホームで一個98円のもの、約280個使用。

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外からの出入り口にはコンクリート製の枕木風ステップを置いてみました。

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階段は踊り場で1段段数を稼ぎ、1段約220mmのステップで合計10段。

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踊り場の支柱は75mm角、階段の側板は2X8材でそれ以外はすべて2X4材(SPFの防腐材注入品)です。組み立て前にキシラデコールで塗装しています。2X8材は12フィート2枚、2X4材は12フィート10枚買ってきたのですが、最後の最後で手すりの部分(約750mm)足りなくなり、家内の提案で、春先に切った巨大ヒノキの枝を使ってみました。ちょっとアクセントにはなっています。

ブロックと基礎コンクリートの作業は近所の方から30リッターほどこねることができる小型のコンクリートミキサーを借用させてもらいました。作業的には手ねりにくらべ、ずいぶん楽でしたが、量も少ないので何度も何度もセメント、砂、砕石を必要量準備し、少しずつ敷き詰める作業で、大変な作業でした。また、砕石や砂は生コン業者からバルクで購入しましたが、軽トラックで何度も運搬するのは結構大変でした。砕石は0.3立米積んだのですが、おそらく500kg以上の重量があったのではと思います。軽トラの最大積載量は350kgなのですが、そのときはサスが逆ぞり状態、ハンドルを切ると後輪がふにゃふにゃと左右にふれていました。後ろの車がびっくりして距離を置いて走っていました。山を上がれるかどうか心配だったのですが、何とか上がりきりました。さすがスバル!また、12フィート(3.6m)の材木を運び上げるのも結構大変で、気を使いました。総工費は正確に計算していませんが、材料費合計で10万円はかかっていないと思います。

そんなこんなで、5月から丸2ヶ月かかりましたが、何とか完成!庭に置くテーブルやいすなどをこれから作る予定です。

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