« カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その3) | トップページ | カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その5) »

2011/12/13

カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その4)

REG1端子が受信仕様の切り替えに使用されているのではないかという読みは当たっていた。REG1端子のところに可変抵抗をつけて電圧を変えながら確認してみる。電源投入時に「----」という表示がでて、FM/AMの受信範囲/ステップ幅の設定(地域仕様)が切り替わったことを表示する。メイン基板のR360を可変抵抗に取り替えて、電圧を変えながら確認した結果、5つの設定に切り替えられることがわかった。

sp05

日本国内で受信できる設定に変更できた

設定は以下の5通りのモードがあった。

アナログ入力端子を利用して5つのモードをひとつの端子で切り替えられるようにしているのだ。

sp06

驚いたのは長波バンドがあったこと。バンドを切り替えていくと「LW」というバンドが表示される。正確な周波数は忘れたが200kHzくらいから400kHzくらいまで、周波数ステップ9kHzのバンドが現れる。よくわからないが、北欧とかロシアあたり向けなのだろうか?。メイン基板の高周波部にRFユニットを取り付ける空きパターンが1セットあり、おそらくここに長波ユニットを取り付けると思われる。入手したサービスマニュアルには長波ユニットの記載はなかった。

 

上記表のモード3にして、AM放送を受信してみると、国内のAM放送を受信することができるようになった。中波のPLLはちゃんと動作している。国内仕様のバンド設定が呼び出せたので、あとはFMのPLLと高周波部さえ何とかなれば日本のFM局が受信可能になる。

 

続く

お断り)この一連のトピックは個人的な経験を説明したものであり、改造および方法そのものを説明する意図はありません。このトピック内の改造結果の責任(記事に使用した個体に関する)はすべて私本人に帰するものであります。このトピックを参考にして改造または類似の行為を第3者が行った結果については、一切の責任を負いません。

|

« カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その3) | トップページ | カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その5) »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その3) | トップページ | カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その5) »