カナダ仕様コンポを日本で使えるようにする(その2)
ではどうやって日本のFM放送を聞けばよいか・・・まず浮かんだのはクリスタルコンバーター方式。10MHzか20MHzダウンシフトしてやれば本体は何もいじらなくても聞ける。でもそれだけのために・・・部品の数が頭をよぎる。また、AM放送は局間ステップ幅が異なるだけなので、PLLの設定を変えればできるはず・・・
コンピューター使ってるんだから、なんか切り替えできるのではないか?自分が開発者なら、少なくともソフトは共用できるようにするはずだ。そうであればサービスマニュアルさえ入手できれば、回路図、ブロック図から何か手がかりが得られるかも?
ということでサービスマニュアルをインターネットで検索してみました。いろいろ検索した結果、無料でダウンロードできるのはユーザーマニュアルだけで、サービスマニュアルは有料でしか手に入らないということが判明。
以前SONYの全波ラジオCRF-200を修理したとき、サービスマニュアルを入手するのに利用した http://www.user-manuals.com/index.php にあることが判明。US$7.99なので、これならだめでも諦めがつく価格。
しかしここで、SA-PM28にはSA-PM28E、SA-PM28EB、SA-PM28EG、SA-PM28GD、SA-PM28GN、SA-PM28P、SA-PM28PCと7機種もあることが判明。おそらく仕向け地ごとに機種名が異なるのだろう。とりあえず何か手がかりを得るためなので一番最初にリストされていたSA-PM28Eを購入した。例によって購入手続き後すぐにはダウンロードできず、数時間たってダウンロード可に。用心深い業者だが、インターネット販売で世界中を相手にしているのだから、それくらいの用心深さは当然か・・・
このサービスマニュアルはSA-PM28E、SA-PM28EB、SA-PM28EGの3機種兼用でSA-PM28EBはイギリス向けACプラグ、SA-PM28EGはドイツ向けACプラグ同梱仕様のようであった。つまりヨーロッパ向けの機種のようだ。サービスマニュアルは170ページもあって、英文。さすがPanasonicで中身は大変よくできていて、メーカーの専門家が作成したというのがよくわかる内容。このマニュアルは北米向け機種ではなかったが、かえってそれで機種ごとの設定があるということがわかったのです。
続く
お断り)この一連のトピックは個人的な経験を説明したものであり、改造および方法そのものを説明する意図はありません。このトピック内の改造結果の責任(記事に使用した個体に関する)はすべて私本人に帰するものであります。このトピックを参考にして改造または類似の行為を第3者が行った結果については、一切の責任を負いません。
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