UK出張

20日から22日までUKに出張で行っていました。勝算の低い仕事で、本当は行きたくなかったがいやいや引き受けるはめに。
19日(日)に成田を出発。日曜日の午前中だというのに空港はかなり混みあっていた。あまりにも混んでいるので、
Aeroplan(スターアライアンス)のゴールドメンバーだったことを思い出し、ANAのファースト･ビジネスクラスカウンターに向かう。ところがここも大行列。
でもエコノミーカウンターにに並ぶよりかは幾分ましな状態。今回は「正規エコノミーディスカウントチケット」
というやつでカナダにいたころに使っていた格安チケットから見れば雲泥の差。

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Aeroplan Eliteのおかげでラウンジの利用券がゲットできた。これも来年2月いっぱいの有効期限。いくらポンドに換えようか迷った挙句、2万円を換金。100ポンドと2000円弱が戻ってきた。1ポンド約180円で、
少し前まで240円くらいだったことを考えるとなんとなく得した気分になる。
でも後でやはり1万円にしておけばよかったと思うことになるのだが･･･

飛行機は777だった。日曜出発と言うこともあり、ビジネスクラスは満席。それに対し、エコノミーは3割ほどの入りで、がらがら。
このところ安くなったとはいえ、このポンド高では一般旅行客はほとんどいないのだろう。フライトアテンダントに断って3席使わしてもらう。
おかげでゆっくり眠ることができたが、3席のシートは少し短く、足を伸ばして寝ることはできない。
それでも満席のエコノミークラスを考えれば天国だ。ロンドンに行くのは2度目で前回はたしか、14、5年前。
今回驚いたのはエコノミーとはいえ、機内食がまともなこと。太平洋路線はこんなものではない、まるで「エサ」だ。エアカナダはとくに悲惨。
思うに、太平洋路線は競争が激しく、コストがぎりぎりで機内食もかなり切り詰めたコストになっているのだと思う。
それに比べるとヨーロッパ路線はまだましなんだろう。

ヒースローに着いたのは夕方で、まずパディントンまでヒースローエクスプレスという特急電車に乗る。
ヒースロー空港から15分でパディントンに到着。ここからタクシーでホテルへ。ホテルは表通りから一本入ったところにある、小さな、
かなり古いホテルで住所を見せただけで到達するロンドンのタクシー運転手には正直驚いた。
なんせ物価高のロンドンで人並みのホテルに泊まろうものなら、200ポンド以上にはなってしまうだろう。
そんなところに泊まるのは経費削減の折、不可能で、現地の駐在員に安いところを探してもらう。こぎれいにはなっていたがロンドンらしく、
築50年以上のホテルだ。それでも税込み1泊100ポンド近くで、日本円に換算するとちょっと考えられない値段。
泊まっている人は身なりも普通で、日本で言えば一泊7-8000円のビジネスホテルみたいなものなのだろう。
駐在員から聞くところによると感覚的には1ポンド100円くらいらしい。レギュラーガソリンはちょうど1ポンドくらいだった。

ロンドンの気候はもうかなり涼しく、秋も深まって紅葉が始まっている。22日の朝は快晴で車に降りた夜露が凍って霜になっていた。
現地の人にわざわざロンドンにまで来てイングリッシュパブとか行かずになぜ日本食を食べに行くのか？
とあきれられながらも夜は日本食レストランへ、。ホテル近くにあった人吉（じんきち）という日本レストラン（炉辺焼き、すしなど）
は日本人がやっているレストランで、予想に反し、かなりまともだった。トロント近郊には普通のレストランではこういうまともなところは2、
3軒しかなかったと思う。中華も行ったが、中華レストランは世界中どこに行ってもまずそこそこのレベルになっているのには驚く。予想通り、
仕事の結果は芳しくなく、観光する時間も その気もさらさらなく、用事が済み次第空港へ。

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そういえば写真もほとんど撮らなかった。何の気なしに切ったシャッターがこれ。

正規エコノミーチケットの御利益で、来るときよりさらにがらがらの帰りの便はビジネスクラスにアップグレードしてもらえる。
大吟醸酒と芋焼酎のおかげでぐっすり眠れ、さらに予定より30分近く早く到着。支払いはほとんどクレジットカードで済ませたので、
財布には60ポンドの札が残った。円に戻そうと思ったが、円高はさらに進み成田でのポンドの買いは約140円になっていた。
たいした金額ではないが、なんとなく悔しいので両替せずに持ち帰ることに。

ロンドン3泊5日の旅、もうロンドンに行くことも仕事以外ではないだろうと思った。