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2008/08/30

東北旅行 その2 十和田湖・酸ヶ湯温泉・弘前ねぷたまつり

8月5日の朝に南三陸町を出て気仙沼港に寄った後、再び一関から東北自動車道に入り、十和田湖に向かいました。 十和田湖は青森県の湖だとばかり思っていましたが、実際には秋田県と青森県にまたがっている湖であることを今回はじめて知りました。 秋田県側から十和田湖を見下ろす絶景ポイント発荷峠の展望台から撮影したパノラマ写真です。実際にはこれは4枚の画像をPhotoshop CS3のパノラマ合成で貼り合わせています。CS3のパノラマ合成 (正確にはPhotomerge)は本当によくできていて合わせ目がほとんどわかりません。
元画像はとてつもなく大きなファイルですが下の画像は幅1200ピクセルJPEGにリサイズしています。 クリックして大きくしてみてください。
towadako
正直なところ、カナダで雄大な山に囲まれた湖やとてつもなくでかい湖を見ているので、十和田湖の感動も今ひとつ・・・というところでした。

発荷峠を下って十和田湖の観光船発着所に向かうと、驚いたことに観光客がほとんどいません。駐車場もがらんとしていて、 土産屋も半分以上閉まったまま。近くの観光ホテルも閑散としていて、大きな文字で書かれた「空室あります六千六百円」の看板が、 哀愁を漂わせていました。やはり、7月の東北の地震で奥入瀬渓流の落石などを繰り返しテレビで放送していたので、 観光客も敬遠してしまったようでした。それにしても、まさに閑古鳥。
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観光船の桟橋にもほとんど人気がない。
閑古鳥ではないけど、河原などでよく見かける鳥が湖岸でえさを探していました。
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双胴の観光船が桟橋に戻ってきました。
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よく見ると、乗っている観光客は10人前後。最上階のデッキには人の気配がありません。
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混んでいる観光地はもちろん好きではありませんが、あまりにも人がいない観光地も寂しいものです。十和田湖観光は早々に切り上げ、 奥入瀬渓流を通って八甲田山方面を経由して弘前に向かいました。奥入瀬渓流沿いの道路は一部工事が行われているところもありましたが、 すでに地震の影響はなく、問題なく通ることができました。
今回、十和田湖を経由して秘湯といわれる酸ヶ湯(すがゆ)温泉に浸かるというのが目的のひとつ。 奥入瀬渓流からずっと山道の上り坂でアクセルをがんがん踏みまくって昇りました。いくつかの温泉郷を過ぎてやがて、 硫黄のにおいがツーんと鼻を突くようになってきます。酸ヶ湯温泉は旅館になっていて、夕方6時までは宿泊客以外も入浴可能で、 は千人風呂と呼ばれる大きなお風呂があり、基本的に混浴!湯船には男女の仕切りがありません。温泉は名前のとおり強い酸性で、 舐めるとものすごく酸っぱいのでかなり酸性が強いのがよくわかります。お湯は乳白色ですこしコバルトブルー。したがって、 混浴でもお湯に入ってしまえば体を見られることはありませんが・・・私が入浴しているときは男性は15人くらい入浴していましたが、 女性は4人しか入ってきませんでした。(家内も含めて)
お湯は少し熱めで長い時間使っていられないので、やはり女性にはきついかも。
湯船は看板が出ていて男女のエリアが別れてはいましたが・・・完全に丸見えです。
なお、男女別々に入れるお風呂もあるそうです。(宿泊すれば女性専用タイムもある)
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秘湯酸ヶ湯(すがゆ)温泉。JRの定期バスも止まります。
本当に疲れが取れる気持ちがよいお風呂でした。やはり、秘湯はそれなりの努力をしなければ入れない。
その後、弘前に向かいました。実は青森ねぶた祭りを見ようと思って、当初は青森に宿泊することを考えたのですが、 青森市内のホテルと言うホテルは満室で、まったく空室がありませんでした。 弘前なら電車で30分ぐらいで行けるので駅の近くのホテルに宿泊して電車で青森に行こうと考えたのですが、 弘前でも同じ時期にねぷたまつりがあり、この日は駅前を中心に行われると言うことで、急遽予定を変更し、弘前ねぷた観光をすることに。
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ねぷた運行は夜7時ころからで、10時過ぎまで続きました。この日はJR駅前がメインとなる運行ルート。
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元気のよいお姉さんたちが気持ちよさそうに太鼓をたたいていました。メイン会場の駅前では特に力が入ります。
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青森ねぶたと比べると大きさは少し小さいようで、形も扇型のものが90%くらい。それでもかなり大きなものも多く、迫力がありました。
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上下にせり上がる仕掛けなどを持っているものもあり、手が込んでいます。
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裏側は日本画のような地味な感じのデザイン。
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青森ねぶたのような立体的なフォルムのねぷたもありました。青森のねぶたは見られませんでしたが、十分に満足。 また次の機会には青森のねぶたを見てみたいと思います。
この日は弘前に宿泊し、翌日は下北半島恐山に向かいます。

東北旅行 その3に続く。

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