キングストン・オタワへの旅(オタワ・その2) ---リドー運河(動作編)---
水位の高いリドー運河から水位の低いオタワ川へ船が移動する様子を撮影しました。
まず、船がやってくると、その区間の水を一つ先の区間に注ぎ込み、二つの区間の水位を同じにします。
閘門を挟む底の部分に水を通す穴があり、底から水が下側へと流れます。
かなりの勢いで水が流れていきます。先頭側の水門は完全に閉じてあり、この先には水は流れません。
水が満ちていくと同時に、船がいた区間の水位は下がっていき、船が見えなくなっています。
二つの区間の水位が完全に同じになると、この区間を仕切る閘門を開き、船を通します。水位が同じになっているので、水圧差は無く、
門は容易に開きます。
門を出て船が次の閘門の前まで進みます。
移動する船が次の区間に入ると、先ほど開いた閘門(後ろ側)を閉じます。
後ろ側が完全に閉じられると、前区間と同様、次の区間へ水を通し、水位を合わせます。
運河の両側にそれぞれ、水を抜くため水門を開ける巻き取り機(右)と閘門を開くための巻き取り機(左)が一つずつ設けられています。
水抜きの水門を開くと勢いよく水が次の区間へと流れ出ていきます。
水を次の区間へ流すことにより、船がいる方の水位がさがります。
かなり水位が近くなってきました。
完全に水位が同じになると仕切りの門を開く。全て人の力で動かします。係員は両岸に二人ずついました。
女性も門を動かすための巻上げをやっていました。
門が開きます。
門が完全に開くと船が次の区間へ移動。
船が完全に次の区間まで移動すると、門を閉めます。
この作業を水門の数(オタワ川出口では9回)だけ繰り返して船が完全に通過することができます。オタワ川からリドー運河へ入るときは、
全く逆の作業を行うことにより、オタワ川より水位の高いリドー運河に入っていくことができます。
この区間を通過するのに約1時間以上かかります。料金がいくらなのか関心があったのですが、これはわかりませんでした。
写真で見てもわかると思いますが、レジャー用のモーターボート程度しか通れません。
船が通らないときは、門の上を使って反対側の岸に行くこともできます。
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