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2007/10/08

キングストン・オタワへの旅(キングストン その4) ---Rockportからボルト城へ---

キングストンからさらに50kmほどセントローレンス川を下ったところあたりに、ハート島という小島があり、 そこに有名なボルト城という城があります。ヨーロッパの中世の城のような建物なのですが、もちろん城として建てたたわけではなく、 1900年にアメリカのホテル王が家族のために別荘として建てたという物です。

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かつては300人の使用人がいたというこの別荘も、オーナーの夫人が亡くなった1904年以降は使われることも無く (つまり3,4年しか使用されなかったということ)、その後は荒れるがままになっていたようですが、1977年にThousand Ilands Bridge Authorityというところが買い取って改修し、現在のような観光目的の施設になったとか。
キングストンからは少し遠いので、キングストン発の観光船ではこの島を見ることはできません。 カナダ側からこの島を見るためにはセントローレンス川のキングストンより下流に位置するガナノクエかアイビーリーもしくはロックポートへ行ってクルーズ船に乗って見る方法があります。 ちなみにこの島はアメリカ領で上陸するにはアメリカの入国審査があります。日本人が上陸するにはアメリカのビザが必要ですが、 クルーズ船から上陸する場合はビザの発行ができないので、事前(直前?)に陸路でアメリカに入国してビザを発行してもらう必要があります。 上陸するクルーズは2時間ほど島の観光があり、これを含めて3時間から5時間かかります。私の場合は、 ロックポートからハート島を眺める1時間のクルーズ船に乗船することにしました。
キングストンから50kmほどハイウエー401を東に走りロックポートに向います。ロックポートからはRock Port Boat Lineという観光船がでています。(http://www.rockportcruises.com/
私たちが乗ったのはこれ。(http://www.rockportcruises.com/schedule_details.asp?id=3
1時間のクルーズで朝9時から午後5時まで1時間ごとに出ています。
Rock Port Boat Lineのホームページにあるハート島の全景はこちら。(http://www.rockportcruises.com/popImage2.asp?id=2289
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私たちは午後4時発の船に乗ったのですが、その前の便は団体が乗り込んでいて超満員。まるで身動きが取れない難民船のような状態でしたが、 私たちの便はもう少し遅いこともあって、30人ほどの乗客でがらがらでした。
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これは1階の様子。
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ほとんどの人が屋上と船の先頭部分に行ってしまったので、船内はがらがらでほとんど人もいない状態。

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出航していきなり見たのが、カナダのレスキュー隊による救助訓練で、何度も水面に降りたり引き上げたりを繰り返していました。 出航して5分くらいでアメリカの領土内に入ったというアナウンスがあります。
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キングストンからのクルーズ同様、島という島には別荘が建っています。ただこちらの島のほうがさらに小さい!
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ほとんど水面から1mほどしかない島。
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よく見るとほ親子が水辺で遊んでいました。
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こんな岩にまで別荘が・・・
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建物が建っているのは奥の別の島で、この島にはベランダのような場所が2箇所のみ。右側のボートハウスで寝泊りするようです。
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 もし、波でも来ようものならすぐになくなってしまいそう・・・
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出航して10分もするとハート島にそびえ立つボルト城が見えてきます。
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ガナノクエからの観光船が接岸していました。
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船着場にはアメリカの入国審査とお土産店がありました。
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船着場の反対側からのボルト城
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アメリカ側からは10人乗り位の小さなボートで来ることもできるようです。対岸は目と鼻の先。
航行標識の上に鷲と思われる鳥の巣があり、まだ巣立つ前の鷲がいました。 
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ソーラーパネルの上に巣を作っていました。親鳥はエサ採りに出かけているのでしょう。 cp03
クルーズも終わりに近づき、ロックポートの町が見えてくる。小さな町です。この右のほうにヨットハーバーがありました。

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Rock Port Boat Lineの船着場。いよいよ入港です。 
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ロックポートからのハート島遊覧船は3階建ての総アルミ船でした。料金は大人一人16ドル。 観光案内所などでパンフレットをもらうと中に一人2ドルの割引券が入っており、これを使うと1人14ドルで乗船できます。 キングストンからのクルーズとは一味?違うクルーズが楽しめました。

キングストンはこれで終わり、このあとさらにセントローレンス川に沿ってハイウエー401を東へ行き、 ケベック州に入るちょっと手前のあたりまで行って、 Upper Canada Villageに向います。

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