ロスカボスへの旅(その3)
ロスカボスの最大の名所はなんと言ってもカリフォルニア半島の最先端に突き出した岩山でしょう。もしこれがなければ、ロスカボスはただの荒地のままかもしれません。地の果て、最果ての香り漂う、荒涼とした最先端、Lands endです。カボサンルーカスの港からは目と鼻の先ですが、陸路からここに行くことはできません。急峻、かつ崩れやすい地質の岩山が、人間を寄せ付けません。「登るな!」と書かれた大きな看板は恐らく必要ないと思われます。ここに行くには船で行くしかありませんが、さすがに一番の名所とあって、そこらじゅうから船が出ており、私たちはホテルの前のビーチからボートに乗って向かいました。
ホテル前のビーチからエルアルコ、ラバーズビーチに向かう。
目指すはカリフォルニア半島の最先端
この岩の半島の先端部はカボサンルーカスの港の入り口部分から続いているのですが、港の先の丘の部分には恐らくスペイン語で「登るな!」 (多分・・・)書かれています。
観光船から撮ったものですが、ご覧の通り陸伝いに先端部まで行くことは不可能です。
乗るのはこんなボートで、Glass Botom Boatと呼ばれています。つまり、ボートの真ん中の部分にガラス板が張ってあって、海のそこが見えるようになっている。カリブ海のリゾートでもよく見かけるのですが、残念ながら、ここから海底はよく見えません、暗くて・・・。飾りみたいなものでしょう。
砂浜から乗り降りするのは結構大変で、波が強いときは船の人やホテルの人が助けてくれますが、それでも乗れなかったり、落ちてびしょびしょになったりした人もいました。ちょっとスリリング。
このくらい波が静かだと楽なのですが・・・
一直線にボートは進み、およそ10分ほどで到着。
先端の岩の裏に、テーブル状になった岩があり、その上にオットセイのコロニーがあります。
このときはおよそ10頭ほどのオットセイがお昼寝中。
強い動物の臭いが漂っていました。
なぜか一頭だけ日当たりのいいところで日向ぼっこ。
このアーチ部分がエルアルコ、自然が作ったものです。
アーチの下の部分は砂浜になっていますが、ここへは岩を伝っていくことはできません。
グラスボートは希望しない限りラバーズビーチの砂浜に降ろしてくれます。ピックアップの時間を伝えて、その時間に再び、同じボートに乗せてもらい帰ります。陸伝いには帰れないので、乗ってきたボートで帰らないと・・・
海から空に突き出した岩。
このあたりの海はきれいなのですが、この日は波が少しあったのと、それより何より水が冷たいのなんのって・・・恐らく20度以下。日差しはものすごく強くて暑いのですが・・・
シュノーケリングの用意をして行きましたが、冷たくて海に入れません。ほとんどの人が、冷たさにあきらめていました。
岩の部分はかなりごつごつした岩です。堆積してできたというよりは溶岩のような岩でした。
雨は非常に少ないので、ほとんど風だけに削られたのではないでしょうか。
ずっとこんな感じが続いています。
ラバーズビーチからこの岩の間を抜けると外海の太平洋側の海岸に出ます。
こちらはさえぎるものもなく、風も波も非常に強くなっていました。ラバーズビーチ側とは全く違う海。
こっちはDivorce Beachと言うとか言わないとか・・・
グラスボートの料金ですが、どこから乗っても同じのようで、往復でUS10ドルというのが相場のようです。 10ドルで十分楽しめるところでした。
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コメント
こんにちは。
初めて、拝見させていただきました。
丘の斜面に書かれているのは、確かに
スペイン語ですが、
NO SE VENDE = NOT FOR SALE
と書かれているようです。
投稿: 朝比奈 | 2013/04/13 10:25
朝比奈様、コメントありがとうございます。
Not for saleの意味だとは知りませんでした。
山を売ってくれという人が多いのでしょうか?
眺望が抜群にいいので、別荘にしたいという金持ちが結構いるのかもしれません。
投稿: 世界は広すぎるっ! | 2013/04/13 17:54