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2007/04/09

カナダにうまいものなしという定説(その5)

イタリア料理にニョッキ(Wikipediaによるとgnocchi) という食べ物があり、いわゆるレストランで食べるようなものではなく、お袋が作ってくれる煮込みうどんのようなのものらしい。 (イタリア系カナダ人の話)
イタリア系のカナダ人がやっているピザ屋兼パン屋のようなところがこちらにはよくあり、 ピザやパンそれにイタリアンの惣菜などが売られています。ピザは専用のレンガのかまどで焼くというのが普通です。そういうところに、 ニョッキが出ていたりします。パン屋みたいなところで奥にテーブルが2つ3つあり、そこで買ったものを食べることができるような店があり、 その店ではニョッキは週に一度、金曜日だけの限定でおいてあるのですが、一度食べてみろという言葉に誘われて食べてみたことがあります。 そのときは特別うまいものとは思わなかったのですが、トマトソースに団子みたいなものが入っているだけで、 なんか物足りない気がしたものです。
gn3

でも何かそのシンプルな味がなんとなく忘れられなくなりました。
やはりイタリア系の人がやっているパスタの食材やら惣菜を売っているところが近くにあり、ニョッキが冷凍で売っているのを見つけました。 ちょうど、うどんの茹でたやつを冷凍にして売っているようなものでしょうか。初めて買ったときお店のおばさんが茹で方を教えてくれました。 茹で方はきわめて簡単で、沸騰したお湯に冷凍ニョッキを入れて、浮かんできたらすくうのだという。 あとはトマトソースを混ぜてくつくつとちょっと火を通すだけです。

これが冷凍のニョッキ。これはスピナッチ(ほうれん草)が入っているもの。
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トマトソースはトマトの缶詰(水煮)で作るのもいいのですが、今回はパスタの店に売っていたトマトソースを使いました。 したがって非常に簡単。

gn2

フライパンにトマトソースを入れてくつくつ行ってきたところに茹でたニョッキを入れてさっと煮込みます。
仕上げに黒胡椒とバジルの粉をかけて出来上がり。
簡単な料理ですが、休日の昼ごはんにはちょうどよい感じ。
昨年の暮れに日本に行ったとき、 小田原の早川港わきにあるちょっと最近はやっているイタリア料理店にニョッキがメニューに出ているのを見つけましたが、 本当は家庭ごとにあるおふくろの味のような料理だそうです。

 

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