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2006年5月に作成された記事

2006/05/30

アメリカ人と牛肉

仙台の牛タンといえば、 少し前に北米からの輸入禁止で仙台の牛タン屋でも牛タンも出せない状況になっているという話をニュースで見ましたが、 今は100%国産牛タンなのでしょうか。それともオーストラリア産なのかな?
アメリカ人、カナダ人にとっては日本でなぜ狂牛病をそんなに問題にしているのか、全く理解されていないと断言できます。 こちらでは全く狂牛病は問題になっていません。狂牛病という問題があることはもちろん知っていますが、牛肉を食べない生活というものが、 ありえないからです。それは、ごく簡単に説明してしまえば、日本人にとって米のない生活というのが考えられないのと同じ状況です。 狂牛病というリスクがあるのは知ってはいるが、それにかかる可能性はきわめて低く、昨日もおとといも、一月前も一年前も、 ずっとずっと前から自分も家族も周りの人間もみんな牛肉を食べ続けているのです。しかし、狂牛病のリスクはゼロではない。 日本では限りなくゼロを求めています。それはアメリカ人、カナダ人には全く理解できないでしょう。それは食文化の違いなのです。 鯨の肉を食べたいと思う日本人に対し、何で牛肉が有り余るほどあるのに牛肉を食べようともしないで(人類の友人である) 鯨の肉を食べようとするのか、それは許せん、というのがアメリカ人の考え。これは絶対に相容れないでしょう。 狂牛病にかかる可能性は交通事故よりはるかに低いのになぜそんなに怖がっているのか?それは数字的にはいえるのかもしれませんが、 交通事故より少ない難病だってたくさんあるのですよ。
こちらでは牛肉は非常に安いです。日本でも米国産牛肉が輸入されていたころはかなり安くなっていましたが、それ以上に安い。ただ、 われわれ日本人と違い、こっちの人たちは脂身を嫌うようです。牛肉も豚肉も基本的には赤身で脂肪はほとんどありません。 脂肪は健康によくないと思われているようです。だから、 日本に輸出している肉は日本向けに餌や飼育方法をコントロールして作った牛肉なのです。そのような肉は、 こちらではほとんど市場に出ることはないのです。それも食文化なのだと思います。昔、カナダのある会社の社長さんを日本に連れて行って、 松坂牛のステーキを食べさせたところ、一生懸命脂身のところを取り除いて食べていたそうです。
こちらではこちらで、日本で食べた牛肉が食べたいな~と思いつつ、牛肉を食べています。唯一、それに近い牛肉を食べられるのは、 コリアンの焼肉屋ですが、それはけっこう高いんです。

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2006/05/23

ベトタイレストラン

ベトタイレストランとはVietThai-Restaurantのことで、まさに文字通りベトナムとタイ料理のレストランです。 ベトナム料理の店と聞いて行ってみましたが、ベトナムとタイ料理の両方のメニューがあるようでした。けっこうこの辺では有名な店。 場所はここです。 週末のお昼に行ってみました。
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マルチカルチャー国家のカナダではエスニッ ク料理店は多いのですが、ちょっと初めてのところにいきなり入るのは勇気が必要で、 どうしても人づてに評判を聞いたところに行くことに。というか、あまり話題もないので、食べ物の話を聞くと、 どうしてもいってみようということになります。今回行ったこのベトタイレストランは、かなり本格的で味もよく、 日本人の口にも合う料理を出してくれました。ただし、メニューがよくわからず、ほとんどあてずっぽうの注文でしたが。食べている、 まわりはみんなアジア系の人たちで日本語は聞こえてきませんが、なんとなくほっとします。

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これ、ソーセージと豚肉、春巻きみたいなのが野菜の上に載っているのかと思ったら、この下に太い春雨のようなヌードルが入っていて、 たれ(小皿)をかけて混ぜて食べる料理でした。ちょっと酢が入っていて女性向きか。でも味はグッド。

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これはチキンカレー。「ホットだけどでいいですか」、と聞かれたので、マイルドにしてもらいましたが、 この味ならホットでもいけたかもしれない。

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いわゆる焼きビーフンです。鶏肉をチャーシューみたいに甘辛にしたのがとてもおいしかった。でも二人では食べきれず、 これは大部分持って帰って夕食のおかずになりました。

以上で20ドル少々。また近いうちに行ってみようと思います。

(6月11日追記)
今回は粥とトムヤムビーフヌードルでした。
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右の香草と生のもやしを自分で入れて食べます。
生のもやしどうかな?と思いましたがスープに入れて食べると食感もよく食べられます。


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中華粥。ごま油がたらしてあっておいしかった。

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晩御飯用に持ち帰りでビーフ固焼きそばを頼みました。
麺がランチボックスの形に揚げてありました。

以上でチップ込み27ドル。

 

 

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2006/05/22

コスタリカへの旅の記録

今年1月に旅行したコスタリカの旅行記をホームページにアップしましたので、ご覧ください。ホームページ入り口から入り、「カナダからの夫婦旅行」に入ってください。

6月1日からNiftyの個人ホームページ容量が100MBになるのに合わせ、ホームページ大改装を計画中です。 すでに目次のページなど、一部改装しました。乞うご期待。

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2006/05/09

Bronte Creek 州立公園の桜

Bronte Creek州立公園はOakvilleの西にある大きな自然公園なのですが、自然の中にある自然公園という感じで、 おそらく付近の人以外その名前もあまり知られていない公園だと思います。ハイウエーQEWに接してはいるのですが、 とにかくとてつもなく広い公園なのですが、その周りもほとんど公園と変わらない状態なのです。Google Mapで場所を参照してください。サテライト画像で、その広さがわかると思います。管理公園ということで入場料 (大人一人6ドル)が必要ですが、公園内では所定の場所でバーベキューなどもでき、驚いたのは帰るころ(夕方5時ごろ) になっても続々と来る人がいることです。もちろん車で。

ここで、たまたま満開の桜を見ることができました。日本の桜より花びらが白い感じでしたが、間違いなく桜です。今年の暖冬のおかげで、 古木の桜の木も花を咲かせることができたようです。

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一 番枝振りのよかった桜ですが、かなりの古木で木も弱っているようでした。それでも精一杯花を咲かせていました。  

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桜の花びらはソメイヨシノなどに比べると白っぽいように思え、心持花びらもピンと開いてはいませんが、それでも精一杯咲いていました。

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公園の中を歩いているとこんな桜もありました。枝振りが梅の木のような感じがしたのですが。花を見る限り間違いなく桜の木のようです。

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公園ではリスも活発に動いていました。これは私もあまり見たことがなかったグレーのリス。

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公園内の牧場で飼っている馬。

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森の中に入っていくと・・・

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ぜんまいを発見。すこし採取して、晩御飯のおかずに。ぜんまいの煮びたしにしてしまいました。おいしかった!

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大半は伸びてしまっていて、伸びてしまうとこんな感じで、ただのシダです。 どこにでも生えているというわけではなく、 この1箇所でしか見ることはできませんでした。

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2006/05/01

4月最後の日曜日の朝

ここトロントの西、ミシサガ市にもようやく春がやってきました。4月中に雪が降ることも珍しくはないので、雪かきのスコップと長靴を、 まだ玄関においてあったのですが、それも今日ついに床下の倉庫行きとなりました。 ミシサガからミルトンへ続くブリタニア通りの歩道脇にはタンポポが満開です。今朝、といってもお昼も近くなったころですが、 家内と散歩してきました。春が来たといってもまだ風は肌寒く感じるのですが、それでも何より春が来たことがうれしい。

このタンポポのじゅうたんもそう長くは続きません。せいぜい2週間ぐらいでしょうか。やがて木々がいっせいに緑で満開になり、 その後一気に夏到来です。ごくごく短いカナダの春を急いで堪能しなければなりません。

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このあたりの歩道は散歩やちょっとしたサイクリングができるトレッキングロードとなっています。

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一斉に咲いたタンポポもあたりが暗くなるころには花を閉じます。

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暖かくなると、こういう車に乗る人も多くなってきます。

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