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2006/02/12

カナダで日本のテレビを見る

カナダで日本のテレビを見るために、日本の自宅に設置しておいたパーソナルビデオサーバーガリレオが昨年12月に故障。 1年ぐらい使うと内蔵のハードディスクが壊れることが多いと聞いていましたが、約1年半の使用でした。 おかげで楽しみにしていたお正月のお笑い番組三昧はあきらめざるを得ず、 日本のテレビが見れないというさびしいお正月を過ごさざるを得ませんでした。とにかく修理、 と思い日本にいる家族に修理に出してもらったのですが、見積もりの段階でなんと修理代が5万円!とのこと。 3万円ぐらいは覚悟していましたが、いくらなんでも5万円はないでしょう。しかも、すでに製造中止で新機種が出る予定もないとのこと。 9万円で買ったものを5万円で修理するとは・・・ということで、修理は断念。かといってテレビが見れないのはどうにもさびしいので、 5万円出すぐらいならパソコンでビデオ用のサーバーを作ってやろうという気になりました。なんせ、ガリレオはコンパクトでいいのですが、 受信側に専用ソフトをダウンロードするための認証が必要だったり、予約の操作性が悪かったりで使いにくいことはなはだしく、 これらも一挙に解決しようという作戦です。ちょうど1週間ほど日本に行く機会が1月末にあり、この機会に何とかしようということにしました。 最近、海外居住者からこの種の要望が多いようで、そういうサービスを商売にしている業者もあり、 Webでの書き込みなどもかなり目立つようになってきています。

目標はパソコンをテレビサーバーにしてVPNリモートアクセスで映像ファイルをダウンロード、 予約はWindowsのリモートデスクトップでやろうという作戦です。さらにこの際、 裏番組と重なっても見逃さずにすむように2番組同時録画可能のビデオキャプチャーボードを奮発しました。 PCは自分で組み立てるのが信条ですが、今回はいかんせんパーツを買って組み立てるだけの時間がなく、 やむ終えず希望の使用に近いパソコンをイージーオーダーメイドで注文しました。ところがこいつが動作不安定で交換してもらう羽目になり、 結局自分で組み立てるのと同じくらいの手間がかかってしまいました。さらに厄介だったのはリモートアクセス用のルーターの設定で、 ADSLモデムとの組み合わせで、いろいろ設定が必要で、試行錯誤で結構手間取り、何とか日本を発つまでに、 リモートアクセスだけはできるようになりましたが、リモートデスクトップがうまくできず、 予約がビデオキャプチャーボードにおまけでついていたTVnanoというオンライン予約しかできず、 これは当日と翌日の2日分しか設定できないので、なんとも中途半端な状態に陥ったのです。

しかし、その後日本に残した家内をリモートアクセスで操作して、何とか日本側PC のリモートデスクトップの設定を完了、 計画していた機能が使える状態にやっとなりました。結局、 最終的にはWindowsとウイルスバスターのファイヤーウォールの設定が不十分だったようです。 とにかく手間とお金をずいぶんかけてしまいました。こんなにまでしてカナダで日本のテレビを見る必要があるのかとも言われそうですが、 いや実際言われましたが、とにかく日本のテレビを見ることは再びできるようになりました。残る問題は日本側ADSL の上りが遅いこと、 カナダ側のパソコンがダウンロード中VPNに接続されているので、 ダウンロードしたMpeg2画像をテレビに映すためのネットワークメディアプレーヤーが使えない! という予期していなかった問題も発生しましたが、あまりテレビばかり見て、 日本にいるのかカナダにいるのかわからない状態にはならないように気をつけようと思います。

後日、ネットワークメディアプレーヤーの設定を初期化してやり直してみたら、VPN接続状態でも使用できることがわかりました。 なぜ最初に試したとき接続できなかったのかは不明ですが、とりあえずはすべてうまく動作するようになりました。

長時間モードでの録画ですが、ガリレオのときと比べてずいぶん画質がよくなっています。 圧縮度もファイルサイズと時間から見る限りほぼ同等なのですが。やはり、いろいろなデバイスの技術も向上しているのでしょう。 また気がついたことがあればアップします。

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