カナダにうまいものなしという定説
カナダにうまいものなしという定説?があって、私もある程度それは事実だと思っていました。肉類は安くて味も悪くはないのですがどうも日本人の好みに合っていない、というか日本の料理に合う肉質がない。赤身が多くて油が少なく、煮物などのにはあわないのです。豚肉も同様。野菜は種類はそこそこあるのですが、食べたくなるような野菜はあまりありません。そういうものだと思っていましたが、最近ちょっとうまいものもあるな、という気になってきました。とくに、モントリオール、ケベックでのフランス料理、イタリア料理は結構うまいところが多いです。材料的には最近、蟹がうまいです。ダンジネスクラブというバンクーバーあたりで採れる蟹なのですが、今の時期、よく売られています。といっても、Loblawsのような大手のスーパーには置いていないと思いますが、中国系のスーパーの魚コーナーに生簀に入って売っています。
写真は生きている状態の蟹。1キロくらいのものが10ドル位、日本の価格に換算すると1000円弱でしょう。大きさ良くわからないと思いますが、30cmくらいのボールに入っています。これを蒸すかゆでるのですが、茹でるとせっかくの蟹味噌の部分が流れ出てしまうので蒸すほうが良いと思います。大きい鍋に底から水を2cmほど入れて、蒸台(本当はなんというのかな?)を敷き、20分ほろ蒸します。平らに置かないとかに味噌がこぼれてしまいます。これが蒸し上がったところ。
これを一人で1匹食べるとかなり食べ応えがあります。味は日本の毛蟹には遠く及びませんが、比較的あっさりした味でおいしいです。蟹味噌がたっぷり詰まっていて、スプーンですくって食べられるほど。土曜日の午後、ビールを飲みながらぱくつきました。蟹一匹食べて満腹になるというのもなんとも満足感があるものです。
その後、すっかり気持ちよくなったところで、ネコと一緒にお昼寝したのでした。このごろめっきり涼しくなり、ネコも日本から持ってきた寝床にもぐりこんで寝るようになってきました。
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