Victoria Day

今日はビクトリアデーというカナダでは数少ない祝日のひとつでした。ビクトリアデーというのはビクトリア女王の誕生日ということで、日本で言えば「みどりの日」に近いのかもしれませんが、ビクトリア女王といえばカナダ建国の頃（多分）のイギリス女王のはずなので、歴史の短いカナダにとっては重要な日なのでしょう。しかし、イギリス系住民はそれほど多くないはずで、現在のカナダ国民にどのように受け取られているのかはよくわかりません。、とにかく、久しぶりの3連休ではあります。そして、街はとても静か。学校や会社はもちろん、スーパーや商店は軒並み休みなので車も少なく大変静かです。家内がこちらに来て間もなくひとつきになることもあり、ちょっとなれてきたということもあり2,3日前に届いたばかりのカナダの運転免許証を携えて車の運転に挑戦。とりあえず、私の会社までの約9キロを運転させて見ました。通りに出て先ず右折でいきなりワイパー動作。かつて私も良くやりましたが、左ハンドルなので方向指示器とワイパーが左右反対なんです。方向指示器も逆に出したりで、私もほとんど絶叫状態、とりあえず会社までの道はほとんどまっすぐなので、何とか到着。車の無い会社の駐車場で、免許を取る前みたいな運転練習をした後、家に戻ってきました。かなり恐怖の30分ではありましたが、祝日ということもあり、車も極めて少なく、事なきを得ましたが、一人で乗り回すにはまだもう少し練習が必要です。家内はカナダで運転できたといっていたく感激。今日はそういう意味での記念日となるかもしれません。

High Parkの桜

トロントの中心部から少し西よりのところにハイパークという大きな公園があります。大きな池の東側にちょっとした丘があり、そこに木や芝生のスペースや、テニスコート、プールなどもあるところなのですが、この辺では珍しい桜の名所でもあるというところだそうです。そろそろ北海道でも桜の便りが聞かれるこのごろ、こちらでも桜が咲いたのではないかと尋ねてみました。桜の木は池に沿った遊歩道などに数多く見られましたが、つぼみはいずれも葉っぱのつぼみで花のつぼみは見当たらず。聞けば昨年も花は咲かなかったといいます。なぜか一輪だけ枝にあった桜の花が物寂しげでした。

カナダにやってきた猫

4月26日、エアカナダトロント行き002便で家内と猫のチャンがついにこちらに引っ越してきました。猫のチャンはこの日に備えて2度の注射や、固体識別用マイクロチップの埋め込みなどされた挙句、26日は朝から狭いキャリーバックに入れられ、成田についてからは検疫後、飛行機に乗せるためのかごに入れられたりで、ほとんど丸1日間狭いところに閉じ込められていました。おまけに飛行機は珍しく揺れまくっていたそうで、トロント空港で動物検疫を受けた時には、全く動かず、家内は死んでしまったのではないかと心配したそうです。私が飛行場で出迎えた時には、かごの中から毛布に包まって心配そうに周りを見回していました。車で約20分後、新しい我が家に着いた後も、しばらくはまさに借りてきた猫のようになっていましたが、もう、何とか家の中は自分の居場所だとわかってきたらしく、くつろげるようになってきました。まだ外に出るのは怖いようで、外へ出ようとはせず、家の中から外をのぞいています。これから、猫と家内とのカナダ生活が始まります。