« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »

2005年4月に作成された記事

2005/04/24

寒い!

「寒いなぁー」今朝の最初の一言。先週の火曜日は28℃を記録、それも夕方6時過ぎにですぞ!これはもう完全に夏に突入、と思っていたら翌日から急に気温が下がりだし、金曜日の朝には0℃近くにまで下がったようです。金曜の夜からは雨が降り出し、今日も朝からずっと強い雨と風の一日でした。ついに昨日の夜から暖房のスイッチをまた入れることになりました。しかし先週前半の暖かさもあって、芝生はすっかり緑色に、木々もつぼみをふくらませて、緑色になりつつあります。雨はあと2,3日続き、この低温も続くようですが、そのあと再び気温が上がれば緑一色のカナダの夏がやってくるにちがいありません。来週の火曜日には日本から家内と猫一匹が引っ越してきます。その頃にはカナダ晴れに戻って欲しいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/11

夏が来る?

トロントには春が無いという。冬が終わると春を通り越していきなり夏になるというのです。まさに今週末はそんな感じでした。先週の週末は2日間続けて吹雪だったというのに、今週はもう、15度くらいにまで気温は上がり、この3日間で芝生は枯れ草状態から見事に緑色になってしまいました。超ハイスピードで季節が変わっていくのが実感できます。スタッドレスタイヤもノーマルタイヤに取替え、雪かきの道具や長靴も今日しまいました。もう、ショートパンツにノースリーブの女の子、といっても18,9の子ですが、がローラーブレードで歩道を走っています。木々はまだ枝だけですが、もう少しするとあっという間に木々が緑色になります。まるでそれは一晩で芽吹いて満緑になってしまうという感じです。そのとても短い春が現在進行中。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/09

「エイジング」とは年を取ること也

よく「MP3なんて聞く気にならない」という人がいて、「CDでもWAVファイルで保存してそれを聞いている」なんていう人がいます。確かにそれも一理あるのですが、私はなんと言っても便利さ、約1/10のファイルサイズでそこそこ良い音?を楽しめるMP3ファイルを愛用しています。なんといってもCD-R一枚にCD10枚分の曲が入ってしまう便利さ、これ1枚車に入れておけば当分楽しめる便利さにはかないません。そういう便利さもさることながら、最近本当にいい音を聞けるかどうか、自分に自信がありません。というのは数年前、定期健康診断でやった聴力検査で、結果は「異常なし」だったのですが、「高音域が聞こえにくいみたいですネ、特に気にするほどではないですけど」といわれたことがあります。聴音検査は通常「低」「中」「高」の音域で音量を小さい方から2~3通りくらい変えて、聞こえたところで合図(ボタンを押す)という検査で、多くの方が経験されたことがあると思います。どうも私の場合はこの時、高音域の一番小さい音か2番目の音が聞こえなかったのではないかと思います。まあ、年を取ればそれもやむ終えないかなとも思ったのですが、何の気なしに、「高音というのは何ヘルツですか?」と聞いてみました。なんとそれは「3キロヘルツ」だというのです。3kHzなんて中音域、ひとの音声帯域ではないですか!それ以上上は推して知るべし。後日、飛行機に乗ったあと耳が痛くなったことがあり、耳鼻科に行ってもう少し詳しく調べたことがあったのですが、やはり高音域はずいぶん劣化しているみたいでした。要するにこの方法を使えば耳の周波数特性が取れるのです。そういえば大学生の時、ある助教授がオーディオマニアだったのですが、彼も耳の性能については気になって調べたことがあり、人間の耳の性能は二十歳ぐらいを境にどんどん劣化していくこと、特に中耳炎など耳の病気を患ったことのある人は周波数特性が絶望的に悪いこと、モールス信号などを日常聞いている通信士は中音域の聞こえ方が悪くなることが多い、など説明してくれたことを思い出しました。そういえば最近いい音に感動したこともあまり無く、高音や低音が物足りないと思っても、トーンコントロールすら付いていない「オーディオ」も多々存在しており(実は家にあるのがそうなんですが)、「エイジングしている中高年にはやさしくない」オーディオ環境になりつつあります。しかし、最近「生」で音楽を聴く機会も少なく、一度「生」音源で耳の性能を確認してみなければとも思う次第です。ただ、少なくともMP3とCD音源の差を見分けられる耳の性能を私は持っていないと確信しています。もっとも、再生装置も300ドルくらいのものしかないんですけどね。ある意味これは耳とのマッチングが取れていて必要にして十分なのかもしれませんが。人間の耳の周波数特性は広帯域なのは若い時期に終わってしまい、その後はだらだらと高低域が降下するというのがエイジングみたいです、経験上たいへん納得感があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/04

サマータイム

サマータイムというのは北米やヨーロッパの一部で採用されている夏の間のタイムシフトですが、日本では一般的ではなく(かつて導入されようとしたことはあったようですが)最初はぴんときませんでした。4月の第一週目の日曜日の朝二時が(つまり今朝なのですが)1時59分から2時になる瞬間に3時になります。つまり、1時間繰り上げられ、その後は10月の最終日曜日の同じ時間に1時59分から2時にならず、また1時になる(1時間繰り延べ)まで、続きます。
この間を「夏時間」と呼ぶわけですが、通常より1時間早くなっているわけで、つまり会社の終わる時間の5時は実時刻はは4時なのです。つまり、お天道様はまだ高く、夜は明るい。一番日の長い頃は10時近くまでまだ明るいことがあります。最初は、省エネ効果くらいしか無いだろうと思っていたのですが、こちらで3度冬を越してみて、本当にサマータイムが必要であることが身にしみてわかってきました。北米の東部地区は冬が長く寒い。10月になるともう結構寒くなり、4月終わりから5月にならないと春になりません。つまり半年は冬なのです。夏といえるのは6月中旬から9月初旬までの約3ヶ月で非常に短いのです。この期間を少しでも有効に使うために、仕事の後の自分の時間を屋外で長く過ごしたいという「切実な気持ち」によって作り出されたに違いない、と私は実感しています。日本ではどちらかというと反対意見の方が多いようですが、このような気候の違いが背景にあるので、メリット、デメリットを考えると必要論はどちらかというと少ないかもしれません。大体、「早く家に帰って屋外で過ごす」ということ自体がありえない?でしょう。夏の夕方外で過ごすより、涼しいところでビール飲んでたほうが日本では極楽ですよね。でも、こっちではそうではないのです。
やっと春を呼ぶサマータイムが到来したのですが、トロント界隈では昨日から丸2日吹雪で、暖かかった先週、残り雪がすっかり融けたのに、また一面銀世界状態になっています。あー、春が待ち遠しい。でも、本格的に芽吹くのは5月には行ってからになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/04/03

愛ルケ

オフィースに日本の同日に朝日新聞と日経新聞の国際版が毎日配達されてきます。社長以下4人の日本人スタッフで回覧して読んでいるのですが、先ず真っ先に目を通すのが日経の一番最後のページにある連載小説、渡辺淳一作「愛の流刑地」。最近結構これにはまっていて、新聞が回覧されてくるのが待ち遠しいこのごろです。私の回覧順序は一番最後なので、配達されたその日にまわってくることもあれば、1週間くらいしてまとめてくることもあり、その時はまとめて一週間分堪能でき、それはそれでまたよし。さて、この小説ですが、私自信は密かに楽しんでいたのですが、ブログ界では通称「愛ルケ」としてすっかりネタの上位になっているようで、「愛ルケ」で検索しただけで読みきれないほど出てきます。小説自体、中身は完全な「官能小説」で55歳の離婚歴ある売れない作家と36歳の3人の子持ち人妻との不倫物語なのですが、渡辺淳一のこの人妻に対する描写が妙にリアルで、これが結構突っ込みのもととなっているような気がします。話題にしているブログを見ると、「女性蔑視」「セクハラ」「不倫の肯定」など男性の立場に都合よく書かれていることに対する批判が多いのですが、官能小説にそんな突込みを入れること自体、意味無いことにもかかわらずこのような意見が出るのは「日経に掲載されている」「渡辺淳一の小説」だからでしょうか。ご意見は、「本当にこういうことをしている人」に対する批判的な意見だと思われ、小説の描写がそれほど妙なリアルさがあるからなのかもしれません。私がはまっているのはむしろ、55歳のオヤジが結構頑張っていること、携帯メールに「ハートマークを三つ」もいれて連絡取り合ったり、人妻が尋ねて来るのをうきうきして待っていたりと、「ほんとかよ?」と思うのと同時に、これまた妙なリアル感がなかなか楽しいです。55歳というのは実に微妙な年齢ではあると思います。自分の年齢も近づいているからなのかな。もしこれが渡辺淳一と同じ世代で70歳くらいだったらちょっと猟奇小説になってしまうのですが。とにかく、今後の展開が楽しみ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2005年3月 | トップページ | 2005年5月 »