恋のフーガ
小柳ゆきが昨年秋に出したアルバム「KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2」の一番最初の曲に「恋のフーガ」と言う曲があるのですが、このオリジナルはいわずと知れたザ・ピーナッツの同名の曲です。小柳ゆき版もピーナッツを思い起こさせる同音域の2重唱になっています。小柳ゆきらしい声量のあるすばらしい曲なのですが、聞けば聞くほどオリジナルのザ・ピーナッツの歌をもう一度聴いてみたくなりました。ちっちゃな体で小柳に負けないくらいのダイナミックな歌い方はもう引退して以来ラジオなどでしか聞いたことがありません。で、Amazonで購入して先日日本に行った時に持って帰りました。これです。
聞いてみてまず「ありゃ」と思ったのは、編曲、バックグラウンドがものすごくちゃち。ジャケットデザインもCDのプリントも間に合わせで作ったと言う感じです。歌詞カードというのが付いていましたがなんと「CD・カセット共用カード」と書いてあります。そういえばまさに昔あったカセットのデザインですね。歌そのものはすばらしいものでしたが、それがなおさらうすっぺらな伴奏の貧弱さを目立たせています。当時はみんなこんなもんだったのでしょう。小柳ゆきみたいなアレンジ、バックで歌わせてあげたかった、そしてそれをぜひ聞いてみたかった、とふと思うのでありました。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- Beaches Jazz Festival(2005.07.28)
- 恋のフーガ(2005.03.20)
コメント