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2005年2月に作成された記事

2005/02/28

北川温泉混浴露天風呂の怪

この前日本に帰ったときのことですが、かつて、ある製品の開発、生産の立ち上げにかかわった同僚、関連会社の人たち合わせて10人と伊豆の北川温泉へ一泊で旅行に行きました。毎年少なくとも1回は集まってどこかへ行っては飲み明かすというグループで、住んでいる場所も神奈川、長野、埼玉、マレーシア、中国、カナダと様々。今はもうそれぞれ別々の仕事を担当していて仕事上のかかわりも希薄になり、利害関係?も少なくなっているので、それがお互いに心地よい関係になっています。かつてはメンバーの一人が勤務していたクアラルンプルや、全く不純な動機でソウルまで行ったこともあります。このグループは年齢の幅も10歳以上あり私は一番若い方なのですが、今回定年退職された人が2人、うち一人は長年のクアラルンプルでの勤務から戻られるということなので集まろうということになりました。そこで私の帰国に合わせて、日程を組んでもらい、久々に一泊旅行、行き先は伊豆北川温泉ということになったのでした。

北川温泉は熱川の近くで「ほっかわ温泉」と読みます。すぐ目の前に大島が見え、海岸は砂浜がなく、道路をおいてすぐに斜面となっており、海沿いのわずかな部分に温泉ホテルが数件立ち並ぶという、なかなか風情のあるところです。この温泉街が共同で海岸に露天風呂を持っており、ここに泊まっている宿泊者は自由に入れるようになっています。お風呂は海岸に面して3つの浴槽があり、塩分のある温泉です。女性のみが使用できる時間というのが決まっており、たしか午後7時から9時までという、夕食時のすいている時間に設定してありました。この時間ではちょっと不公平ではとも思えるのですが、これは「女性専用の時間帯」それ以外は基本的に混浴であるということがしばらくしてわかったのです。
到着してすぐ、夕方6時ごろまだ多少明るいうちにと、この露天風呂でひと風呂浴びていました。私以外にあわせて12,3人位がいたでしょうか。もちろん全員男性。しばらくすると、一目散に8人くらいの女性、おそらく十八から二十ぐらいだったと思うのですが、突然乱入?してきて、女性専用の更衣室へ。しばらくここでワアワア騒いでいたのですが、やがて「意を決した」ようにどかどかと更衣室から出てきて湯船に入りました。もちろん、タオルをしっかり体に巻きつけてはおりましたが。こういう場合は男のほうは全くの「無防備」で、どうしたらよいか困ってしまうものです。入ってくるとき、「女性は7時から…」と独り言のように言ったのですが、「いいんですよっ!いつ入っても」と元気にお返事。そのとき、女性専用時間以外は混浴だとわかったのでした。しかし、見ず知らずの若い娘たちが一緒にお風呂に入っているというのは何とも不思議なものです。

たまたま一緒に入った仲間と、「これは温泉の宣伝のためのヤラセではないか、アルバイトで頼まれてやっているのではないか」という話になったのですが、後でホテルの人に確認したところ、若い女性ばかりバス1台で来ている団体があり、そのグループの人たちだということがわかりました。最近は平気でこうやって混浴承知で入る人も結構いるらしいです。いまどきの若い女性というのはどこでもこういうものなのでしょうか。われわれの時代は全くありえませんでしたが。

ということで、私の混浴初体験でありました。(奥さんと二人ではいるのは混浴とはいわない?)また機会があれば行ってみたいと思っています。 

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2005/02/13

カナダへの帰国

2月7日月曜日に成田発エアカナダ2便でトロントへの帰途に着きました。今回、もちろんエコノミーチケットでしたが、1年前にマイレージのランクがシルバーになった時に送られてきたビジネスのアップグレード券を持っていっていました。これが全く使えないやつで、私が仕事などで良く使う一番安いチケットはチケットのクラスが「V」という一番安い、要するに格安チケットで、このクラスからはアップグレードできないようになっています。以前トロント空港で使おうとしたときも、使えない理由をしっかり説明されてしまったことがあります。今回も「V」だったので、だめと知りながらチェックインカウンターで提示してみました。しかしやっぱりだめ、とのこと。あきらめざるを得ませんでした。ところが、搭乗カウンターの前でビールを飲んで待っていると、放送で名前を呼ばれ、今回だけは特別にグレードアップを認めますとの事。ラッキー!こんなことなら生ビールLなんて飲むんじゃなかった。なんせ、エコノミーとビジネスのさは座席、食事、待遇とも雲泥の差です。うはうは喜んで搭乗。理由がわかりました。ビジネスは私を入れて12,3人でがらがらなのです。さすがビジネスクラスはこれで3度目ですが食事は立派だし(エアカナダのエコノミーの食事はほんとひどいです)、ワインはどんどん注ぎに来るし、足はいくら伸ばしても前の席に届かないくらい広いし。あとは帰るだけ。
トロントまであと2時間くらいになり、そろそろ朝食タイムが近づいてきました。朝食にオーダーした!お粥御前セットが届く頃です。と思っていたら、「お客様の中にお医者様はいませんか?」というアナウンス。結局お医者様はいなかったようでした。そうこうしているうちに、機長からのアナウンスがあり「本機は病人が出たため、ウイニペグに緊急着陸いたします」とのこと。ウイニペグに着くとレスキューや警官が乗り込んできて、結局病人は車椅子に乗せられ降りていきました。「やれやれ、これで1時間は遅れるな」と思っていたらなんと、「本機はこれ以上飛べないので、皆さんには降りていただきます。そのあとは地上の係員の指示に従ってください。」とのこと。あとでいろいろ説明があってわかったのですが、乗務員の勤務時間に制限があり、この飛行機のクルーではこれ以上飛行することが出来なかった、ということだったようです。あと2時間、1000キロちょっとなのに!
結局、ウイニペグで入国審査をして、改めて搭乗手続き、これが全員なのでものすごく大変でした。さらに、トロント行きの代替便(結局クルーが変わっただけの同じ飛行機)がでたのが7時間後で、トロントに着いたのが深夜12時ちょっと前、家に着いた時は12時を回っていました。結局、お粥御前セットは幻となり、おそらくゴミ箱行きになったと思われます。
いい事のあとには悪いこともあるということなのか、ビジネスクラスで帰れただけ良かったと思うべきなのか。お詫びのしるしとしてエアカナダマイル1万マイルいただきましたが・・・
こうして、長い長いカナダへの旅は終わったのでした。

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日本への旅

今回は昨年の7月に仕事で帰って以来、およそ半年振りの帰国でした。基本的に飛行機に乗るのは好きではないし、時差ぼけを短期間で2度も直さなければならないので、あまり帰りたくはなく、いつも家内に来てもらっているのです。今度だけは代理というわけには行かず、各種所要をこの日に取りまとめての帰国です。今回は仕事ではなく、自費による休暇を使っての帰国だったのでなるべく安い便で帰るつもりで、USA経由と思っていたのですが、出来るだけ安いチケットというリクエストにもかかわらず旅行会社ではエアカナダの直行便を予約してくれました。おかげでこのあと思わぬ経験もすることが出来ました。それは後ほど。
日本は思った以上に暖かく、その割には東京の皆さん暖かそうな格好をしています。反面、家の中はとても寒く、コタツに入ったら首まで浸かって出られない状態。こちらの家は半袖でも過ごせますけど・・・
そういえば家の暖房はつけたままで、設定を15℃くらいに下げた状態にしただけ。そうしないと家の中のものがみんな凍ってしまいます。もっとも、帰ってきてから聞いたところ、不在の間はかなり暖かく、0℃前後だったとか。
日本では昨年亡くなった母の墓参り、去年の夏の健康診断で緑内障の疑いありとの事だったので、それを確認すること、それと今は別々の仕事をしているかつての仕事仲間との旅行など。カナダでは手に入らないもの?を買い集めることも重要な仕事です。これらはすべて無事に終わりました。自宅で久々の家内の手料理?も食し、それから娘が彼氏を紹介にも来ました。
そんなこんなであたふたと1週間が過ぎ、カナダに戻る日が来たのでした。

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