北川温泉混浴露天風呂の怪
この前日本に帰ったときのことですが、かつて、ある製品の開発、生産の立ち上げにかかわった同僚、関連会社の人たち合わせて10人と伊豆の北川温泉へ一泊で旅行に行きました。毎年少なくとも1回は集まってどこかへ行っては飲み明かすというグループで、住んでいる場所も神奈川、長野、埼玉、マレーシア、中国、カナダと様々。今はもうそれぞれ別々の仕事を担当していて仕事上のかかわりも希薄になり、利害関係?も少なくなっているので、それがお互いに心地よい関係になっています。かつてはメンバーの一人が勤務していたクアラルンプルや、全く不純な動機でソウルまで行ったこともあります。このグループは年齢の幅も10歳以上あり私は一番若い方なのですが、今回定年退職された人が2人、うち一人は長年のクアラルンプルでの勤務から戻られるということなので集まろうということになりました。そこで私の帰国に合わせて、日程を組んでもらい、久々に一泊旅行、行き先は伊豆北川温泉ということになったのでした。
北川温泉は熱川の近くで「ほっかわ温泉」と読みます。すぐ目の前に大島が見え、海岸は砂浜がなく、道路をおいてすぐに斜面となっており、海沿いのわずかな部分に温泉ホテルが数件立ち並ぶという、なかなか風情のあるところです。この温泉街が共同で海岸に露天風呂を持っており、ここに泊まっている宿泊者は自由に入れるようになっています。お風呂は海岸に面して3つの浴槽があり、塩分のある温泉です。女性のみが使用できる時間というのが決まっており、たしか午後7時から9時までという、夕食時のすいている時間に設定してありました。この時間ではちょっと不公平ではとも思えるのですが、これは「女性専用の時間帯」それ以外は基本的に混浴であるということがしばらくしてわかったのです。
到着してすぐ、夕方6時ごろまだ多少明るいうちにと、この露天風呂でひと風呂浴びていました。私以外にあわせて12,3人位がいたでしょうか。もちろん全員男性。しばらくすると、一目散に8人くらいの女性、おそらく十八から二十ぐらいだったと思うのですが、突然乱入?してきて、女性専用の更衣室へ。しばらくここでワアワア騒いでいたのですが、やがて「意を決した」ようにどかどかと更衣室から出てきて湯船に入りました。もちろん、タオルをしっかり体に巻きつけてはおりましたが。こういう場合は男のほうは全くの「無防備」で、どうしたらよいか困ってしまうものです。入ってくるとき、「女性は7時から…」と独り言のように言ったのですが、「いいんですよっ!いつ入っても」と元気にお返事。そのとき、女性専用時間以外は混浴だとわかったのでした。しかし、見ず知らずの若い娘たちが一緒にお風呂に入っているというのは何とも不思議なものです。
たまたま一緒に入った仲間と、「これは温泉の宣伝のためのヤラセではないか、アルバイトで頼まれてやっているのではないか」という話になったのですが、後でホテルの人に確認したところ、若い女性ばかりバス1台で来ている団体があり、そのグループの人たちだということがわかりました。最近は平気でこうやって混浴承知で入る人も結構いるらしいです。いまどきの若い女性というのはどこでもこういうものなのでしょうか。われわれの時代は全くありえませんでしたが。
ということで、私の混浴初体験でありました。(奥さんと二人ではいるのは混浴とはいわない?)また機会があれば行ってみたいと思っています。
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